湯河原町に計画された県立特別支援学校の分校舎です。最長12年もの長い時間を過ごす生徒にとって、自らの「家」の様に親しみを感じられる学校を目指しました。中庭形式の平面計画とし、外周部に配置した教室の内側に広い廊下やアルコーブ・中庭・屋上テラス等の共用空間を配置して、生徒が安全に、かつ安心して過ごせる「居場所」を設けました。
また、年ごとに変わる学級・学年の構成に柔軟に対応するため、教室・廊下間の間仕切壁に大型スライディングウォールを採用しました。深い庇の下の縁側状の空間や中庭等、内部と外部の中間領域を多く設ける事により、豊かさの感じられる、内・外一体の空間を生み出しました。
所在地 | 神奈川県足柄下郡湯河原町 |
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竣工年 | 2021.06 |
主要用途 | 教育施設 |
構造・規模 | 鉄筋コンクリート造 2階建 |
延べ面積 | 2048.18㎡ |